2009年04月06日 [沖縄タイムス アジアNOW]「沖縄和僑会」

相原滋弘

先月23日沖縄で「沖縄和僑会」が発足した。この会は、まず香港で日本の若い経営者や経営に携わる方々
が作った会で、「華僑」のようにアジアにネットワークを作り情報交換、学習、助け合いをして発展してい
くことを目的としている。


 現在香港のほかに、上海、深セン、シンガポール、台湾、モンゴル、東京、大阪、名古屋などに会があり
全アジアのネットワークができつつある組織だ。


 「沖縄和僑会」発足に当たっては、私も沖縄の企業家の方々のお手伝いをした。沖縄はかつて「琉球僑」
といえるほどアジアとの交易を盛んに行い活躍していた。その時の意気込みを持ち、単なる友好をうたう
親睦団体ではなく、政府や既存の国際関連の団体・組織に頼らず、琉球王朝の精神を引き継ぎ、また新た
な発想で自立し、しかもお互いに助け合い、直接会員のビジネスの発展を目指すのが沖縄和僑会だ。まさ
にこれから「アジアの沖縄」を作る作業であると考えている。


 この会が香港でできたのはやはり香港の土壌と関係する。香港にいると否定的になるより肯定的になる。
常にチャンスを見つけて動いてみたくなる。もちろん失敗もたくさんするがそれも成功への道だと思える。
香港人は「成功」の反対は「失敗」とは思わず、「何もしないこと」と考えている。自分で道を切り開く
精神を香港は持っているのだ。


 私は常日ごろからこのような香港の精神を学びながらも、自然を大切にして、独自のユニークな自立経
済発展が沖縄に一番必要なことであると考えている。この会がより沖縄と香港との関係を深め、沖縄のす
べての産業と香港との接触により沖縄が少しずつでも発展することを期待している。ぜひ「沖縄和僑会」
のHPをご覧いだだき、共鳴するようであればご参加いただきたい。(在香港、ジャーナリスト)